恋しました。4

さやか  2008-02-02投稿
閲覧数[577] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私は彼に話し掛けてみた。
『あの…あの、この間病院で…助けて頂いてありがとうございました。』
私は緊張しながら彼に言った。

彼は私の顔を見て、にこっと微笑んでくれた。
『もう、退院したんだね。よかった。』


彼の笑顔と優しさに、私の心はキュンとした…

こんな気持ちは初めてだった…



いつの間にか電車は目的地に着いていた。

彼は人込みに紛れて、見えなくなった…


人が押し合う中を掻き分けて、私は彼を探していた。


駅のホームを見渡しても、彼の姿はなかった…

やっとお礼が言えたのに…

私は、駅のホームで立ち尽くしていた。



こんな気持ちは初めて…

名前も知らない…



私…あの人に恋したんだ。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さやか 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ