同窓会hell。?

あちぇ  2008-02-02投稿
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頬が痛い。
時計がうるさい。

紗耶が20分も帰って来ない。

明日の予定を携帯で見る。

ミーティングが入っている。
休めるわけない、上から任された大事な仕事だ。

俺が指揮をとれるのは初めてだってのに…

くそ、タイミングが悪い。

ピンポーン。

「誰だよ畜生っ!!」

叫びながらインターホンの受話器を外す。

顔が見える。

紗耶だ、カメラが上についてるせいで上目使いだ。
…可愛いですから。
ちょっと照れますから。

開錠する。

「ただいまーっ」

コンビニの袋がガサガサなる。

「はい。タバコ…あとは…焼きそばパン。好きでしょ?」

…嫌いだ。まぁ食べられない事はないが、炭水化物+炭水化物は理解不能だ。黙ってモソモソ食べる。

仕事に行くとちゃんと言うべきか?

…うーんまたグーで殴られるかな。

それは嫌だ。でも上司…うーん。

「明日…どうする?」

いや…君が行くなと言ったんだろうが!
どうしよう…
ゲームとか持ってないし。

インターネットだけしかない、まぁいろいろ出来るケド。

待てよ、という事はインターネットで指示は出来るな。

よし!今からワードを開いて仕上げよう。俺からの指令書

「…ねぇ。なんかしない?」

「しないし出来ないよ。忙しい。」

「暇なんだけど。」

…イライラする。

「漫画、そこの押し入れにあるから、3時間だけ、待ってくれ」

「怖ぁ」

キーボードの音しかしない、俺の仕事用の脳があったまってきた。

そろそろ音楽でもかけるか。

…うおぉーしっ2時間と10分。かなり早くできた。
今ベストの状態だ。なんかしたいな。

「ねぇ…終わったみたいだけど…まだ?」
鼻をすすりながら来た。
「泣いてる?」

…寂し泣きか?
だとしたらかなり可愛い、俺は涙にはすごく弱い。

「この漫画、すごい世界感だね。」

…漫画か。
それでも可愛いな。
いや、結局可愛いに結びついてる。
惚れたか?俺。


「俺も泣いたよ。でもそこまでじゃないな」

鼻つまってるし。
笑いそうだ。

…あ、電話しよう。

「ちょっと待っててね?」

電話を後輩にかける。



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