「お久〜w」
「どもども〜^^w」
「今日も大学なん?」
「そうですよー…疲れましたぁf^_^;」
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とある恋愛チャット。たまたまは行ったそこで、私は楽しい時間を過ごしていた。気づけばハマっていて、毎日くるようになっていた。
「お疲れさんw毎日がんばってんな!」
「はいっwけど、大学楽しいですから(^_-)☆」
今、チャットをしているのは毎日会って話をしている"俊也"。自称23歳で大学に通っているらしい。歌手を目指しているんだって。
「今日は俊也さんも大学でしょ?」
「あぁwけど、帰ったら綾華とチャットできるし\(^_^)/」
「ありがとー(^O^)/私も俊也さんがいるから大学がんばれてますっ☆」
真っ赤な嘘…!今の私は大学生などではなく、高校二年生…年が離れすぎてると敬遠されると思い、うそをついてしまった。だけど、思った以上に俊也と仲良くなってしまった。
…俊也が好きなのだ。気づけば、バーチャルな彼、俊也に恋をしていたのだ。確かに、相手の顔も本名も何も知らない。
悪く言ってしまえば、男かも定かではない。だけど、状況は、俊也の言葉によって展開されていくことになった。
「なぁ、突然なんだけどさ…会わないか?綾華に会いたい!」