ミホシ「これから…私達の冒険が始まるのね?」
つかつかと酒場に向かって歩いていく。
ミホシ「今…その一歩を踏み出す?」扉に手をかけた瞬間?
ミホシ「きゃ〜(*>_<*)」
エリナ「ミホシ?」ミホシの体が宙に舞う。なんとか体勢を立て直し、着地すると、ミホシ「いったぁ〜…一体なんなの?」
怒りながら振り向くと、大柄の男に囲まれた青年がいた。髪は黒。短髪で二重の右目と一重の左目が印象的だ。紺色のマントに身を包んでいる。
「おい?ユータぁ?てめぇ…俺達炎獄ブラザーの情報が嘘だって言うのかぁ?」右目に刀傷のある男が青年に言う。
ユータ「だから、東の草原じゃなくて、西の草原だって言ってるだけだって」
「うるせぇ?俺達にいちゃもんつけるたぁ〜いい度胸じゃねえか?」
腰から石斧をとりだしながらユータと呼んだ青年を取り囲む。
刀傷の男「俺達炎獄ブラザーに刃向かった事…後悔させてやる?」
ユータ「くっ」青年は腰から片手両刃剣を抜き放ち右手で構え、左肩につけた楯を左手にもつと戦闘体勢に入った。
俺達がニタニタしながら青年に近づいて行こうとした時。
ミホシ「ちょ〜っと待て?」
エリナ「ちょっ???ミホシ?」エリナが慌てて声をかける
ミホシ「そこのマント?私も戦うわ