バカップルでごめんなさいっ☆

なお  2008-02-03投稿
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「なぁ、里香。あれとって。」

「日誌?あぁ、はい、玲。」

私たちは、学校公認のカップル。同じクラスで席も隣という、恵まれた環境の中にいる。

「なぁ、あいつ誰だっけ?えーっと…」

「長峰先生?いないっぽいよ!今日は自習だってさ♪」

「まじ?やった☆」


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「りかぁーっ♪♪」

「愛〜♪さっ!お昼食べよ…☆」

いつもと変わらぬお昼の時間!親友である愛と一緒に、お弁当を取り出す。

「思ったんだけどさぁ…」

「ん〜?」

「なーんで里香と玲くんは会話が成立するんだろ?玲くんって主語なくない?ワラ」

「あぁ♪あいつの場合ね、なんとなーくわかっちゃうんだよ…☆目を見てるとさぁ…!」


「えぇーっ?!代名詞ばっかじゃわかんないよぉーっ」


「なんなんだろね?女の勘かな?」


「へぇ〜…♪なーんかいいなぁ…つながりあってる感じ☆」


「そんなんじゃないよぉ♪」


「まぁ、お二人の間に言葉なんて不要ですからねっ☆」


「愛〜っ!」


確かに、実はめちゃめちゃ感じてる。何で通じあってんだろ?って…

バカップルでごめんなさいっ☆

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