瑞枝「気にしないで。
時間は多少かかっても正確にデータをだしてもらったほうが助かるわ。」
瑞枝は“ポン”とレイコの肩にてをおいた。それに対してフッとほほ笑みレイコが答える。
怜子「了解――」
瑞枝はそれを見るとニコッと笑いかけ、そして直ぐ様一変してきりっとした表情になった。
瑞枝「防衛エリア区画Gの
イクィップメントタワー(=EQタワー)を解放。
解放完了したら…水夏、歩?ビームライフルにレーザーガンをだすから装備して。」
歩『了解』
水夏『わかった』
2人は了承。
EQタワーとは、各場所につくってあるヴェリ専用の装備を保管しておく設備で、必要に応じて解放する。
普段は山などに化けているといっても、過言ではないほど地形によく溶け込んでいた。
管野「タワー解放完了!」
ヴァイとセガは装備をし終えて使真に狙いを付ける。
“ガジャ”
水夏『…正面突破でいいわね?…――ッ今度こそ!』
両ヴェリに狙いを定められてもなお、使真は悠然と立っていた。
“―‐‐ピピッ”
歩『ロック!……優雅に構えちゃってさ、余裕ぶってたこと…後悔しなよ!!』
その言葉とともに両機ほぼ同時にビームとレーザーを発射する。
特有の光を放った線は空を駆けた。