私の名前は理子。小学五年生です。私のクラスには一人のいじめられっこがいた。その子の名前は未来。家が貧乏で暗く無愛想なとこから良子達にいじめられていた。
そのいじめはクラスから学校全体へ大きくなっていった。私はいじめの首謀者では無かったがやらなければ私がいじめられるので不本意ながら参加した。
良子「おい!ブス女!いつになったら死んでくれんのよ」未来「………」良子友A「シカトすんなよ」良子友B「学校がくさるんだよ!早く消えてくれない」未来「……」何を言っても何も答えない未来に良子はキレた。未来の髪を掴んで壁へをしつけるとさっきまで噛んでいたガムを未来へ吐いた。良子「ごっめ〜んゴミ箱と間違えちゃった」良子友A「いいんじゃない?ゴミ箱の方が綺麗だし」そう吐き捨てると良子達は廊下に出ていった。誰も未来に肩をかせない。かしたら標的にされてしまう。未来は泣きながら水道へいき髪についたガムを必死でとっていた。
そして次の日………
私はいつも通り学校へ向かった。遠くで誰かが踊っている。近づいてみるとそれは未来だった。今まで見たことない様な笑顔をしてマンホールの上で踊っている。
理子「ねぇ何してるの?」未来「キュキュ」
理子「そんなことが楽しいの?」未来「キュキュ」何を言ってもキュキュとしか返してこない未来にいらだちを感じて突き飛ばし、同じ事をやってみた。同じことを言いながら……… 興味があったのだ。あの未来があんな楽しそうな顔をしていたのが。
それが間違いだった。………………………………突然未来の顔がこの世のものとは思えぬ表情になった。私が跳んだ瞬間に未来は考えられない力でマンホールのふたを外した。言うまでもなく私はマンホールへ落ちていった……深く………深く…未来はまた楽しそうな顔をして踊りながらこう言い始めた………………………………………………………………………………………………………………………………………未来「ジュジュ」
そう、それは自分をいじめた人をマンホールへ落とした人数だったのだ…………
それ以来あるマンホールでは夜な夜な数を数える声が聞こえる……
楽しそうな女の子の声が………
皆さんそれにつられてはなりませんよ。これが私から理子から出来る最後の忠告です。