「いらっしゃいませ〜!」
なんだかいつもと違う気分。
あのあとなぜか眠れなくてバイトの時間まで眠れなかったのに、すごく気分がいい…。
別にこれといって何もなかったのにすごく辛いバイトが楽しかった…。
ブゥゥゥゥゥッ。
ジーンズの後ろポケットに入れてる携帯が鳴る。
トイレにいくふりをして見る。
(違うか…。)
(うち、あいつからの連絡まってんのかな…。
ないない!!あいつ年下だし…。)
そういって自分にいいきかす…。
「おつかれさまでしたぁ〜!」
いつものように深夜1時にバイトが終わり店の駐車場まで歩く…。
ブゥゥゥゥゥッ!
あたしの後ろポケットから激しく携帯がなった気がした…。
その瞬間ドキッとして携帯にはまさとと名前が表示されていた…。
しばらくその名前を見ながらぼ〜っとしていてすぐに車の中にはいり電話をとった…。
ピッ。
「はい…?」
「あっ!みくぅ〜?バイト終わった?」
「今終わったとこ…。」
「あそばん?」
「お兄とかも一緒?」
「にぃにぃとかはいないよ?今日忙しいんだって!」
「……………………。
そっか!じゃああたしも忙しいし今日はパス!」
なぜか断った…。なぜかはわかんないけど考えずすぐ答えがでた…。
「そぅなん?わかったぁ…。」
少し悲しそうな声がした。
いつもの帰り道音楽も流さず帰った…。
いつもは大きめに音楽を流して帰るのに…。