-プロローグ-
私は、あなたの事がだいすきです。産まれてきてくれて、ありがとう。でもどうして、死んじゃったの?どうして…
第一章〜誕生〜
あの子が産まれたのは、今から15年前の事。わたし、笹岡みち子、笹岡雄一の間に産まれました。名前は、心優(みゆ)心が優しい子に育って欲しかったからです。私と、夫は、凄く凄く可愛がりました。でも…あの子に…あんな難病が隠されていたなんて…
第二章〜顔色〜
私は、気付きました。心優の顔色がおかしいのに。
私は相談しました。それに、唇の色もよくない…
病院に行く前に、医療辞典で調べてみました。疑いがある病気は、『心臓狭窄症』
心臓…病?
ヤダ…ヤダ…だって、この子まだ生まれたばかりぢゃん…
夫についてもらい、行きました。検査や、採血…いろいろしました。
「お父さん…お母さん…悲しまないで聞いてください…」
「病名は…なんですか?」
「病名は…」