いま・・キスした？したよね？・・え？あそび？
私は和の行動が迂闊に思えた
でも・・ときめいてしまった・・
『今度はいつ会えるかなぁ』
和はそう言いながら夜空を眺めた
私はある葛藤が湧き出てきた
これは友達？いや・・恋人？いやいや・・妹みたい？それはないだろう
私と和はいったい今どんな関係なんだろう・・
和の中で私というものはどういう存在なのだろう
中途半端な関係なんてごめんだ
傷つくのは私なんだ
わかっているが、聞けない
でも今日聞かなければきっとずるずるいってしまう
私は勇気をふりしぼった
「ねえ、わたしと和の関係って・・友達・・だよね？」
和はくすっと笑って
『俺ははるが好きだよ』
と答えた
回答になっていない・・
でも私はそれで満足してしまい、勝手に恋人気分に浸ってしまった
「できるだけ早く会いに行くね」
そう言った私を和は肩に手をやり、引き寄せた
幸せだった
大人でステキでみんなが憧れるカリスマ美容師と熱愛・・
勝手にそんなワイドショーちっくなことを想像していた
時間は経ちとうとうさよならするときがきた
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