five★42

レオナ  2006-04-18投稿
閲覧数[293] 良い投票[0] 悪い投票[0]

午前中の病院は年輩の人が多くアタシは受付をしてから20分ほど待った。

「どぉだった??」

診察室から戻ると藍治が読んでいた新聞を閉じて訊いた。

「ん、普通に風邪みたい。薬貰って帰らなきゃいけないからもぉ少し待って。」

アタシは藍治の隣に置いていたAnd Aのリュックを持ち座った。

「癌だったらどうしようかと思った!!」

「ハイハイ良いからぁ。あ、新聞。読んで良いよ。」

「大丈夫。読み終わったから。」

「そ??…それよりさぁ、お腹すいた。」

アタシは手を後ろについて足を前に伸ばした。

「オレも〜。うどん喰いたいなぁ。」

「アタシも…あ!ちょっと電話してくれるから呼ばれたらお金払っといてもらえる??財布この中。すぐ戻るから。」

アタシはリュックからケータイを持ち出し藍治の返事も待たず病院を出た。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 レオナ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ