essay

茜さくら  2008-02-05投稿
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高校を卒業して、私はすぐに就職をした。

まったく興味のない会社だった。

どうでもよかった。

もともと進学しか頭になかった私には、進学せずに就職するということはもはや私になんの選択肢もないのと同じだった。

だが意外にもしばらくするとこの考えは変わった。

自分のその時の状態に満足するようになった。

そのうち自分で勉強する気にさえなった。

大学での4年間というのは時間とお金の無駄だと考えるようになった。


そのうち、職場で好きな男性ができた。

その時私には高校で初めてお付き合いした彼氏がいた。

でもその彼氏よりももっと好きになった。

その気持ちにまったく罪悪感など感じなかった。

その元彼氏は私の彼に対する気持ちが冷めていくのに気付き、悪態をつくようになった。

私はそれも全く気にならなかった。

それよりも新たな彼のことで私の頭はいっぱいだった。

私たちはすぐに付き合いだした。

その男性は私よりも十歳も年上で、私に学生時代からの彼氏がいることも知っていたが彼はそのことに関して

「いいじゃん、べつに。」


と言った。


それで決まりだった。








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