歳のはなれた彼はしばらく私を抱かなかった。
まだ十代だった私を抱くことに戸惑いを感じているようだった。
抱きたくて堪らないという様子だったが、彼は我慢をし、私たちはお付き合いを始めてもしばらくの間は私の体を触って気持ち良くしてもらうことだけを楽しんだ。
彼を好きになるにつれ、私は彼に抱いて欲しくてしかたがなくなった。
彼が触ってくれるとき、彼が私を抱きたくなるように、挑発するように、なるべく可愛くて感じてるといった声を出すようにした。
そしてついに彼と関係をもったとき、私は幸せだった。
正直その頃の私はまだえっちをしても、あまり気持ちがイイと思ったことがなかった。
ただ大好きな彼が私を抱きたいとたまらなく欲してくれることや、「愛してる」と体の関係を持つことに幸せを感じていた。
単純だった私はすぐに結婚を考えた。
彼も私と結婚するとよく言ってくれた。
ただ軽はずみだった。