CRYING BABY

スカーレット  2008-02-06投稿
閲覧数[121] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あなたから別れの電話がかかってきたのはもう1ヵ月以上も前のこと

私なら、大丈夫
彼女とお幸せに

そう言って私が次にしたことは
ウィスキーを生のままながしこんで
ベッドに倒れこむようしにて、まるで小さな子供のように朝まで泣いたこと

ベイビー、だって煩わしい女だって思われたくないもの

ついこの間、あなたが彼女と歩いてるのを見かけたわ
私はなんともないふりして、あなた達をからかったけど
あの後家に帰り
部屋の明かりを全部消して
どうしようもない孤独にうちひがれながら
涙にくれた

眠れないの
薬なんてちっとも効きやしない

あなたを振り切ろうとするたび
ふわりと思い出たちが忍び寄り
私を捕らえて離さない

いいよる人はたくさんいるけれど
どうせ、彼らはお遊び
ベッドを共にしても
心を寄り添うことはできない

今夜も静寂に耳をすます
あなたの足音が聞こえやしないかと

ええ、あなたの幸せを心から願っているわ
だから、私はなんにも言えない

ベイビー、あなたは今でも私の心を掴んだまま

そして夜に私は一人で泣いているの
もう、取り戻せないことを知りながら
部屋の明かりを全部消して…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 スカーレット 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ