〜〜〜〜♪
?はｯ！！
うるさい着信音が鳴った。
いつの間にか寝てたんだ…
半分寝ぼけながらもケータイを開く。
舞美からだ。
『ヤバいよ!!ニュース見た？
あれってウチらの学校だよね?!やっぱりチェーンメールと関係してんのかな…』
……悪い夢なら覚めてほしい。
そしてこれが現実なら、できることなら、現実逃避したい。
そんな衝動に駆られた。
―どうする？
もしチェーンメールと関係してるとしたら…チェーンメールを回してない自分が圭織らの二の舞になるとしたら…―＼r
【今からチェーンメール回す？】
ふとそんなことを思ってしまった、自分が憎い。
でも、もう遅いんだ…
だってチェーンメールの文章には『今日中に』って書いてあるから回ってきたその日に回さないといけないということ。
もう手遅れなんだ……
もっと早く気付いてたら、あの日チェーンメールを回してたら、何か変っていただろうか。
ううん。きっと変ってなかったと思う。
もし変っているとしたら“死”の対象から外れていて｢よかった｣と思ったかもしれない｡でもきっと犯人探しをしてた､そう思いたい。というより自分を信じたいんだ｡
[605] 
[0] 
[0]
