0パーセントの恋

ふく  2008-02-06投稿
閲覧数[186] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あなたにメールを送るのに返事が来なくて
それでも送り続ける
送信できていたはずなのに突然のエラーメール
現実が飲み込めなくて何度も同じメールを送る
同じ回数のエラーメールが私の元へ届く
電話をかけても悲しいアナウンスが流れる
繋がったはずの電話番号
使われていないと言われても私はこの番号しか知らない

何故だか分からない
何もしていないのに
傷付けることも嫌がることも
ただ会う約束をしていただけなのに
友達を装って当たり障りのない関係を続けて来たのに
急な展開に恋心が沸き上がる
傷付いているのかも良く分からない感情
焦りだけが私を苦しめてどうしたらいいのか分からなくなる

繋がるものを失った
友達とゆう好きな人を失った
愛されなくても繋がった関係があったのに今はそれすらも薄れていく

三ヶ月前に送ったバースディカード
封筒の裏には私の住所を書いた
もしも携帯をなくしただけなら
今私に連絡を取りたくても取れない状況ならば送ってほしい
たった一言でもいい
『携帯なくして連絡が取れなかった』と
安心するから
嘘でもいい
新しい番号もアドレスももういらないから
待ってる
あの封筒の住所に想いを託して祈るだけ

私は馬鹿だから今でもアドレスを消すことが出来ない
?パーセントも無い可能性に賭けて電話をかけてしまう
聞き飽きたアナウンス
これがあなたの声に繋がればいいのに
そう思いながら涙を流す
我慢して来た友達がこんなにも今辛い想いに変わるなんて

何日待っても届かない郵便に
あなたの私への想いが無かったことに始めて気付く

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ふく 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ