プロローグ
現れたのは見知らぬ男。
身に纏うその異端な格好に、私を含めた周囲の見習い魔導士達皆が呆気にとられた表情を隠せない。それもそのはず、……男はその在り方からしてもどう見ても『人間』だったのだから。自分に相応しい優れた…竜/ドラゴンやナイトエルフではなく、……ただの人間。それも……目の前に現れたのは全身血塗れに赤く染まった、自分と同世代の少年だった。
かくして、『黄金の女神』と囁かれる将来有望される魔導士見習いのセレーナ・フォン・セルシウスは自らが行った『ツヴァイ召喚』の儀式において異色の『人』を呼び寄せたのだった。
あとがき
スイマセン。文章能力に自信がないので読めたものかどうか……。某アニメの影響でなんとなく異世界召喚モノを書いてみたくなりました。実はこれが初投稿です。こんな駄文ですが少しでも興味を持ってくれれば嬉しいものです。