Aクラスの生徒はまだ全員寝ていた。 「起きろ!」(翔太) 翔太もついてきていたようだ、俺と翔太で全員起こしたがまた寝てしまったやつもいた。 俺は今日の予定の説明をした。 「そういうことだから誰か来てくれないか?」(浩太) 「別にいいよ」 「じゃ俺も行く!腹減ったしな」 意外にもあっさり決まった。 最初に名乗り出たのは聡、Aクラスの生徒にしてはおとなしい性格だ。 次に名乗り出たのは貴明だ、貴明は典型的なAクラスの生徒。 「じゃあ10時に校門に集合な」(浩太) そう言ってEクラスに戻った。 洋は説明を終えたようだ。 「じゃあ僕達も準備をしようか」(洋) 「ねぇ〜お腹すいたから何か買ってきてよぉ」(結衣) 突然結衣が甘えながら言った。 確かに昨日から何も食べていない、俺もお腹がすいていた。 「分かった何か買ってくる」(浩太) 結衣は嬉しそうな顔をした。 俺と洋は準備をして校門に向かった。 しばらくすると翔太、聡、貴明もきた。「じゃあ出発しよう。」(洋) 俺たちは歩きだした、しばらくするとアヤたちと集合場所にしたコンビニまできた。 コンビニを過ぎ街の中心にある駅についた。 やはりまわりには誰もいない。 「何があったんだ…」(洋) 洋は不安そうに言った。 俺たちはさらに歩いた、すると翔太が突然足を止めた。 「おい、あいつがいる」(翔太) 5人は一瞬凍りついたように止まったが、黒の人はまだ気づいていないようだ。 急いで建物の中に隠れた。 「あとをつけてみよう…」(浩太) 俺は他の4人に言ったが当然賛成するものはいなかった。 「マジかよ!?絶対危ねぇよ」(翔太) 「でも…あいつについていけば何か分かるかもしれない、もし気づかれたらすぐに逃げればいい」(浩太) 4人はしばらく考えた。 「おもしろそうじゃん!」(貴明) 最初に口を開いたのは貴明だった、他の3人も賛成してくれた。 俺たちはゆっくり立ち上がると黒の人のあとをつけた。