ここから、悲劇がはじまった。
第1章
〈母親が出ていく〉
外は、青空。
家は、雷雲。
おい。暴れだす
毎日、酒を飲んでいる父親。
母親に暴力!!
母親は『みぃー(小学1年生)逃げるよ。はよーこっちにこやー』叫ぶ。
逃げるさきは、母親が仕事していた布屋の工場。
ビニール袋に入って天井まで積まれている。
手を握り締めて、布の中に埋まっていく。
『お母さん苦しいよー』我慢をするの。
しばらくして家に戻る。
日々、激しくなる暴力。
ある日、夜になっても母親が帰って来ない。
『お父さん、お母さんわ』酒を飲む父親は、出ていったの一言で終わった。
布団の中で泣き叫ぶ。『お母さん、言う事を聞くから早く帰って来て』。
朝になると、布団わベタベタになっていた。 第2章
〈家族がばらばら〉
学校から帰り道。
『お父さん、大変。お兄ちゃんが叩かれとる。』
早く、こっちに来てみゃあ。
父親は、叫ぶ。
『おまえらー』二人組わ逃げる。
兄は、家のなかに入った。すぐに、父親が暴力!!
兄は、高校を中退して出て行く。
兄(小学5年)と、毎日ご飯の用意をして、学校に通うようになった。 第3章
〈悪魔がやって来る〉
母親がいなくなって、生活にも慣れてきた頃、学校から帰って、誰もいない部屋でテレビをつけて、マンガを見ていたら寝ていた。
目を覚ますと、私の上に兄(近所の中1)が乗っていた。
『ワァー』泣きだす。
足をバタバタ。
口と口でふさがれる。
手は、パンツの中からワレメをいじくりまわす。パンツを脱がし、兄も(近所の中1)ズボンを下ろす。
○チンをこすりだしていく魔物が入っていった。
『痛い痛い痛い』叫ぶ。
口を手で押さえられる。
みぃー。玄関から父親の声がする。
ズボンを上げて裏口から逃げていった。
『お父さん、恐いよ〜恐いよ』。酔っぱらっていた父親は、何も聞いてくれなかった。
布団の中で泣き叫ぶ。