ダイが喋りはじめた。
『実は俺、スポンサーの人から言われてタケの所に行ってきた。あの時タケが脱退したのは俺のせいだし・・・。』
タケが脱退した理由を知っているのはカツだけで他のメンバーは知らなかった本当の理由があった。 それは小さな事が積み重なり起きた。
学生だった事もあり、ビデオを買ったり、スキー場に行く時の車代など金銭的な面でのダイとの対立。
さらにチームの代表だったタケの強引な意見に納得がいかないと反発した事。これに関してはダイだけではなくカツも反発したため、タケがチームから去ることになった。
ダイ
『今、考えるとあの時のタケはチームのみんなを上手くしようと強引だけど引っ張っていこうとしたんだよな。今ならわかるよ。
だから、行ってきた。そして今の状況とあの時は悪かったって言ってきた。
今日来るか来ないかはわからない・・・』
その時、
『遅れて、ワリィ。』タケだ。
タケ
『俺がいないとダメなんだろ?』
メンバー全員
『当たり前だろ!』
タケは恥ずかしそうだった。 スポンサー
『これでメンバー全員そろいましたね』
カツ
『ちょっと気になったけど、ダイは撮影に参加できるの?』
ダイはバートゥンと契約する時、バートゥンのツアーに参加することが条件で契約した。
ダイ 『辞めてきた!』
みんなは呆然とした。でも何で?とは聞かなくてもダイの顔を見れば納得した。
あいつがボード始めた時と同じような顔をしていたからだ。
こうしてボード漬けのシーズンに突入する・・・