空を見ると思い出す彼女。
僕の世界を変えてくれた、
純粋な心の持ち主。
好きだったのだろうか。
それすら今はわからない。
けれど、
「彼女」にひどく憧れた。
「……美空。」
彼女の名は美空。
うつくしいそら。
名前は父が付けたのだと、
偉そうに自慢をしていた。
それだって、
もう想い出だ。
今、彼女が、
どこで、
だれと、
なにを、
どんなふうにしているか、
僕は知らない。
でも、
彼女はきっと変わらない。
今になって、
やっと素直に言える。
………ありがとう。