声のする所にたどり着く。そこは、先生達が会議をする会議室だった。
「どどど…どーしよ〜…」
「麻衣開けてよ(汗)」
二人が開けるのが怖くて、入口の前につっ立っていると、中から声が聞こえてくる。
「恵子、あんたもっと上手く死んでよ…」
中から聞こえてくる声に驚く二人。
「第三者がいる…」
「しかももっと上手く…?って…」
二人が小声ではなしていると、中の人たちに聞こえたようだ。
「…なぁ、廊下に誰かいる」
「ひぇ〜(汗)ヤバイヤバイ!見つかった!」
「殺されちゃうよ〜(泣)」
半ベソをかく二人。すると、会議室の戸が勢いよく開く。
ガララッ
「「キャーッ!!!」」
「ごめんなさいごめんなさい!!」
「死にたくないよ〜(泣)!!」
大泣きしている二人を目の前にして、戸を開けた男がポカ〜ンとしている。
「えっ…と…」
「でも例え私たちが黙ってたっていつかは見付かるだろうし!!」
「そうです!私たちを殺したって意味ないですよ!!」
男は、騒ぐのをやめない二人を見て、今のこの状態を、大まかにではあるが理解した。