色づく花びらが舞う 桜並木を歩いている。 何度も通ったこの道は いつからか 一人で歩く道となった。 ひとつ前のこの道は 気持ちが通じ合う二人が 互いに手をとり 歩いていた。 たわいのない話しや 時には 些細な事で言い合いをして 歩いた道。 そんな時間は もう来ない。 この並木道だけは ひとつ前と変わらず 春を迎えた。
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