傷つかぬよう 傷つけぬよう 優しく 思いやりをもち 時にいたわり 励まし 笑いあったね
あの時は まだ気付いてなかった いや 気付いてたけど気付かないふりをしていた
ただ時が過ぎるのが怖くて惜しかった
いつかくると分かっていても賢いきみは 海のように静かでただ優しかったね
不安定なビンの底に砂がサラサラおちてくのを きみは止めようとしたよね
それでも時は残酷で
雪の中 きみはいってしまったね
寒くて暗くて怖かったよね
私も一緒には連れていってはくれなかったね
ふたりぼっち
だった広く浅い世界が
今はもうひとりぼっちの狭く苦しくどこまでも堕ちてく深海の世界
私も一緒に連れていって
ずっとふたりぼっちの 優しい共犯者がいい