いのちゲーム

孤独少年  2008-02-09投稿
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真っ白な部屋に、
4人はたたずんでいた。

完全に閉鎖された
この空間のセンターには
ひとつの●炭が
置かれていた。

8つの目に
こうこうと燃え続ける
炎が映る。

人生のタイムリミット
はこのままいけば
あと一時間。

この部屋に入るとき、
4人は
4つの鍵を
ランダムにわけあった。

その中の
たった一つだけが、
このドアを
開けることができる。

このまま部屋にいたい者
実は逃げ出したい者

いずれも自分の鍵が
正解でないかぎり、
自らの想いを
遂げることはできない



ヒロは、
彼女が他の男の子供を
宿し、絶望した。
16歳の彼女の未来は
簡単に閉じられた。

冬の朝の、
薄い、薄氷のような
恋のつながりを
パリパリと
彼女は割っていった。

ヒロは凍った水溜まり。
17歳のヒロを
16歳と39歳が
幸せに割っていった



もう生きたくない



ヒロは、
こうして
このパーティーに
参加した。

一応、彼女とのプリを
貼ったままの
携帯を携えて。

ヒロはもう
思い残すことはなかった


そのとき!



つづく
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