essay

茜さくら  2008-02-10投稿
閲覧数[117] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私の浮気心が冷め、彼氏のもとへ戻ったものの、結局彼への気持ちは1年も経たないうちにだんだんと冷めてしまった。


私は当時ハタチ。
彼は当時24歳。


私はいつも向上心があった。

大学に行かなかった事がコンプレックスになっていたのかもしれない。

どんどん成長して周りの人間に差をつけたかった。

彼氏もその対象だった。


彼氏の仕事はいわゆるガテン系だった。

付き合っている間に彼は何度か職を変えたが、就いたばかりの仕事でも彼のお給料は35万とかなかなかの金額だった。


私はなんだかそれが嫌だった。

私は女だしガテン系仕事とはなかなかいかない。

まともな仕事では就職していきなり私に月35万払ってくれる職場はまずないだろう。


私はその時純粋にお給料の金額が仕事に対する評価だと考えていた。


極端な考えで、職種が違うにも関わらず彼よりも月収が低いということは彼よりも仕事が出来ない人間みたいで嫌だと思った。


彼と付き合い始めた頃、私は販売の仕事をしていて給料は20万とちょっとだった。


そのうち仕事をしながら以前から興味があった料理を勉強するために学校に通うようになった。


学校を卒業する頃には販売の仕事を辞め、飲食店で時給900円から働き始め、数カ月後には信頼を受けて月に30万ちかくお給料をいただけるようになっていた。


そのうち、成長しない彼にムカつくようになっていた。


言い訳の多い彼だった。

いくら言ってもなおらない。

いつも何かを過って、それに対して言い訳をしている。

自分の過ちだと認めてほしかった。

そして成長してほしかった。

反省しない人間に成長はないと思った。


私のことを、自分のことを棚にあげて…と誰かが言っているかもしれない。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 茜さくら 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
コルセット並の着圧!
モノ足りない筈なし


▲ページトップ