しばらく、病気をしてスェット姿でひきこもっていた私。
久しぶりに友人の結婚式で、公の席に行くことに。
日程が近づくごとに、私のなかの女の子の意識が目覚めだす。
やっぱりドレスを新調しよう。
まつげパーマも久しぶりに行こう。
ネイルサロンもたまには行かなきゃ。
当日新しいドレスを身につけ、久しぶのピンヒールをはく。サロンでクリクリカールがアップに結われて行く度に、少しづつ背筋がのび、念入りにしたお化粧が輝きだす。
みんなの視線をちょっぴり感じつつ、やっぱり女の子に生まれて良かったと思うひととき。
ひときわ輝く、花嫁姿の友人の笑顔に、いつかの未来の自分を重ね合わせる。