「何言って……」
「どっか行くか?」
正直言うと、海条は学年の中でもトップをあらそうモテ男。仲良くしていくうちに、私も惹かれていたのも事実だったり…
「いい…よ…」
それもあってか、私はあっさり承諾した。
後悔はしていない。
「じゃ…どこ行きたい…?」
「ぅーん…遊びたいな!思いっきり★」
「…ガキ……笑」
「うるさいっ///」
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in ゲームセンター
「あぁ…やっぱとれないよー…あのぬいぐるみ…!」
「ん―?どれ?」
「あの、一番右の!」
「……♪」
海条君は、あっという間にそのぬいぐるみを手にしていた。
「うわぁ♪すごーい!」
「ほら、やるよ★」
「……///」
思いがけない優しさに、感激してしまった。もっと、もっと…海条君が好きになりそう…
私たちは、そのあとも遊びまくって、喫茶店に行くことに決めた。
注文していたパフェが届き、うれしくなる。
「ってかさ…なんで一人で映画館いたの?」
「悪かったわね…!映画好きなんだよ。」
「ふーん……」
「海条君も、彼女と来たりするんでしょ……?」
「………?いないよ?俺、彼女とか…」
「ウソ…?!」
「だって俺、好きな奴いるし。」