「私たちずっと友達のままがいいんじゃないかな。絶対いいともだちになれそぅだよね?」
ある日の帰り、車のなかでそう言ってみた。
彼は少し考えてるみたいだった。
「俺ってなんだったんだろ。」
と彼がつぶやいた。
「俺、何お前と一緒にいるときひとりでドキドキしてて、今日だってお前に会えるのすげぇ楽しみにしてて。俺なんかすげーばかみてぇ。」
返す言葉が見つからなかった。
彼のことはもぅとっくに好きだった。
正直彼に私以外の彼女ができるのなんて嫌だった。
でも友達としての彼を失うのもやだった。
付き合ってしまったらもぅこれまでとはきっと違ってしまう。