ラビュー・ラビュー? 完

なお  2008-02-10投稿
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「ハクション!」


ムードぶちこわし。俺は、くしゃみを一つした。

「クス…大丈夫?そろそろ帰ろっか…!」


「……おぅ!」


自然と一緒に帰る空気になり、俺と広瀬は並んであるいた。

「けど、あんなに見とれてて…いつまでいるつもりだったの…?」


「うーん…ね…(笑)誰かが声かけてくれるまで、いたかも…」

「そっかぁ★よかった、声かけて♪一回、迷ったんだけどさぁ…!」

「信じてたよ…声かけてくれるって。」



「………へ?」


「あのね…本当は…待ってたんだ…柚木くんのこと…」


「広瀬………」


「好きです。私、柚木君のこと、大好きです。つきあってください!」


立ち止まり、俺の目をまっすぐ見つめて、告白してくれた。

素直でかわいい…広瀬らしい告白の仕方だった。


俺は、そのときすでに、広瀬の虜になっていた。


答えは、もう決まっていた。


「俺も、広瀬のこと、もっと知りたい。なんつーか…側にいたい。


…付き合おう。俺なんかでよかったら♪」


ちゅっ…


広瀬のおでこに、だきよせると同時にキスをした。

優しく…優しく…


照れたように笑う広瀬が、愛しくて。かわいくて、大切にしようと誓った。


ずっとはなさない。

ラビュー・ラビュー…



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