カウントダウン・・2
イタイッ!薬が切れたんだ
アソコが焼けるように痛い・・
『里奈ちゃん、もしかして薬欲しくなってる?』
『…痛いの。お願いします。
帰らせて下さい。誰にも話さない!約束します。帰らせて』
『帰ってもいいけどさぁ、俺ら警察に密告しちゃうよ。薬やってるよ〜ってね。かなりヤバイよ、その量は』
〈どうして?
アタシこんな酷い目にあうよ うなこと何したの?
佐々木先生には悪いことした
けど、朱美がどうしてここま で?〉
執拗な拷問はつづく…
『失礼します』
『…里奈の母ですが』
『あぁ、里奈さんのお母さんですか。私、学年主任の元村です。何かありましたか?』
『実は・・』
『あっ、ここでは何ですので… こちらへどうぞ』
『最近の里奈さんは、学校でもやる気もなくダラダラした感じで、正直わたしたちも手を焼いていたんですよ』
『まさかそんな…』
『最近、良くない連中ともツルんでいたようですし…』
『あの子、昨日から帰ってないんです。何か事件に巻き込まれているんじゃ…』
『ですから、先程も話した通り、最近の彼女じゃ学校を休んで家にも帰らないなんてことが起きてもおかしくないってことなんですよ!それを、学校のせいにされちゃぁ敵いませんね』
『そんな事…』
『それに、保健の佐々木先生に対して暴言を吐いたりして……まったく手に負えませんよ』
『えっ?それってどういう…』
『まぁ、本人に聞いたところで本当のことを正直に話すとは思えませんけどね』
『まさか、それが原因で…』
『ですから、自業自得ですよ!それから本人がどうなったかなんて、こちらは知りませんよ』
その時の、あの吐き捨てるような言葉を、私はもっと問い詰めていれば…
『里奈ちゃん、そろそろ君の体にも飽きてきちゃったよ。
だって、処女だったからあんま感度良くないしさぁ。だれにもこのこと話さないって約束してくれたら、明日朱美達に迎えに来させるよ』
『朱美はイヤッ!お願い!助けて…』
『お前、本当かわいそうな。朱美に利用されてんのに。そのまた朱美も”佐々木”ってセンコーに利用されてんだけどな…』
『………えっ?』