俺は友喜(ともき)21歳の大学生である。俺には中学高校と5年付き合ってた人がいた。彼女の名前は沙希(さき)。沙希の事なら何でも分かるし、おそらく沙希も俺の事なら何でも分かるだろう。
『俺受かったよぉ〜沙希!やったー』
「おめでとう!友喜あんな勉強したんだからきっと神様が見ててくれたんだよ〜」
当時俺は第1志望の大学に受かった。 『やっと沙希と毎日一緒に居れるね♪』
受かってからは沙希と毎日一緒に居た。楽しいし、何より自然体でいれる。でも一つだけ気がかりになってる事がある。沙希のこれからだ。沙希は俺に着いてくるのかぁ?それとも地元に残るのか?何度も相談したが沙希は「まだわからないから考えさせて」といつもその答えだった。そして、そのまま卒業式を迎えてしまったのだ。卒業式後に俺は決意を固めて沙希に言った 「やっぱりまだ決められない!考えさせて」『そっか!お前はお前の好きなようにやればいい』そして、旅立つ日がきた。あれから沙希の連絡がない。沙希はくるのだろうか?俺は発車するまで外で待っていた。駅のアナンスがなり電車の中に乗り込んだ…プシュッ…電車のドアが閉まった!沙希は来なかった。俺は涙をこらえつつ外を見ると走ってくる沙希の姿が!!でも電車は確実に動いている。沙希は辺りをキョロキョロして俺に気付いたみたいだ。すかさず俺は窓を開け『沙希〜』と叫んだ!沙希は電車を追い掛けながら手を振り「友喜がんばれよぉ」と叫んだ……沙希の答えは別れだった。俺は沙希との時間を思い出し泣きながら東京にむかった。
これは僕の実話です。その後僕にも彼女ができて沙希にも彼氏が出来たらしいです。沙希と過ごした5年は今は良い思い出にかわっています。