それから三人はおしゃべりで盛り上がった。
「てか歌好、たばこ吸っていいからねぇ〜☆」未希が灰皿を差し出しながら言った。
「歌好チャン、たばこ何吸うの??」竜が聞いた。
「あたしマルメンだよォ〜★」歌好はバックからたばこを出しながら言った。
「まぢで??俺と一緒じゃん!」竜もポケットからたばこを出して見せてきた。
ドキッ…
その時、竜の左手の薬指に光る指輪が目に入った。
「一緒やねぇ〜。これ吸う人多いもんね☆」
歌好は平常心を保ちながら言った。
その指輪って……
「あたしだけ仲間はずれぇ〜。あたしマイセンだしぃ。」未希がちょっと不機嫌気味でたばこを取り出して火を付けた。
あっ…
未希の左手の薬指にも竜と同じ指輪が光っているのが見えた。
ドクン───…
なんだろ……??
付き合ってるからおそろいの指輪しててもおかしくないじゃん…
ドクン─
ドクン──
ドクン───
胸が痛いよ。
歌好はここにいるのがつらかったがたえず笑顔で頑張った。