嘘つき達のバレンタイン☆?

なお  2008-02-12投稿
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「よし……☆」

2月14日、朝。私は、ある決意を胸に学校に登校した。

そう、好きな人である、佐伯 皆輝(サエキ ミナキ)にチョコと同時に告白をするためだ。

「行きますか★」


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いつもより早くついた学校。張り切りすぎてしまった…

「はぁ……」

教室からは、いつものガヤガヤがない。少し寂しい気持ちがあったものの、教室のドアを開けた。


ガラガラ………


「おはよ〜…」


「佐伯くんに、受け取ってほしいの…!捨てて良いから!せめて…」


仲には、見覚えのある二人。一人は、愛しいあの人…佐伯 皆輝。もう一人は、クラス一の美人である、西城 恵里佳。

ふと、皆輝と目があった。西城さんは気づいていないみたいだ。


「ごめっ……」


教室をでていく瞬間、確かに聞こえた。

{俺、そういうの興味ないからさ。}








………え?







{ごめんな}


そっかぁ。皆輝、興味ないんだぁ。確かに、そんな感じだよね(笑)けどさ…西城さんで無理なんじゃ…私からなんて、絶対無理だよね…




あきらめよう




ふとひらめいた諦めという名の感情。

私には、それしかできなかった。

それしか……

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