嘘つき達のバレンタイン☆?

なお  2008-02-12投稿
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「そーだよね…さっきも、断ってたもんね〜……」


「おぅ………」


しばらく時間が流れた。どれくらい経っただろう…


私はその間ずっと、自問自答していた。

このままでいいの…?

ずっと言えないまま?

決意したじゃない

どうするの…?

諦め…?












イヤだよ…

伝えたいよ…

好きって…

伝えたい!☆


私の中で何かがはじけた。


「あのさっ!」


「………ん?」


「………好きなんだ。皆輝君のこと。好きなの…本当は…」


そして、用意したチョコを取り出して、渡した。


「間宮………」


「興味ないとか…全部嘘…ごめんね…ホントは、皆輝君のこと…皆輝君のこと…………」


気づけば泣いていた。何故だか、自分でもわからない。涙は、言葉を発することに歯止めをかけた。

「サンキュ!」


ひょい


皆輝君は、チョコを包装紙から取り出して、食べ始めた。


「あぁ…ウマい☆サンキュな!」

「皆輝君……!」


「俺も大嘘ついてたんだ。まず、学級委員として、探しにきたこと。ほんとは、おまえのこと気になって仕方がなかった。あと、バレンタイン…おまえからのチョコがずっと欲しかった」


ぎゅっ……

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