ディフェンド ”遊びは終わり” 46

 2006-04-20投稿
閲覧数[343] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 聯から放たれた弓は、啓吾と怜に命中した。そして、辺りには煙が舞う。
 「っ・・・―――」
 啓吾は静かに目を開けた。
 「!」
 なんと、聯の攻撃は2人の体に当たっておらず、目の前には透明なシールドが張られていた。
 「これは・・・―――」
 「ったく、御前ら・・・。これで、2回目だな」
 入り口の方を見ると翔と舞、そしてリイバー全員がそこにいた。
 「お、御前ら・・・」
 「情けねぇなぁ、俺達がいないとダメなのか?」
 翔が言う。
 「な・・・、うっせーな」
 「啓吾君、怜ちゃん!」
 翔達の方を見ると、そこには藻の肩を借りながら歩いてくる儘の姿もあった。
 「藻先生・・・、儘!」
 「よぉ、迷惑かけちまったなぁ・・・」
 儘が、息を切らしながら言う。
 「さ、ココは私たちがやるから、怜達は龍華さんを」
 舞が言う。
 「まったく・・・、弱い奴らがゾロゾロと・・・」
 聯がそぅ言うと、啓吾と怜は聯の方を見る。
 「まぁいい・・・、あいつらを全員始末するんだ。処刑はそれからだ!」
 と、聯が言うと後ろにいたディーカ全員が翔達の方に走って行く。
 「あっ、皆っ・・・―――」
 と、怜がディーカに向かっていこうとする舞達に言おうとする。 
 「大丈夫だよ、心配しないで・・・」
 舞が笑いながら言う。舞はそぅ言うと、ディーカの方に走っていった。
 「怜、心配すんな。それより龍華だ」
 「うん」
 と、言うと2人は龍華のほうに向かった。
 「龍華さん」
 「・・・啓吾、怜・・・」
 啓吾は、龍華の手を縛っていたロープを引きちぎった。
 「ゴメンな・・・、俺のせいで・・・」
 龍華が悲しげに言う。
 「大丈夫だよ。それより龍華さんが無事でよかったよ」
 「そうだな・・・。さ、早いとこココから逃げ・・・―――」
 と、啓吾が言うと背後でドサッと言う音が聞こえた。
 「さぁ、遊びは終わりかな?」
 見ると翔も舞も藻も儘も皆、血を流して倒れていた。









i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 梓 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ