ストロンガールの憂鬱☆?

なお  2008-02-12投稿
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「なぁ、雅弥…ぁたし、柔道やめよっかな…」


「………は?」


ある日の部活後。私は、無意識なうちに、雅弥に切り出していた。


「何言ってんだよ、優。今更やめるなんてさ…本気か?って言うか…なんでだよ…?」


「だって…強い女はダメなんだよ…私、大会でもたいして活躍してないし…この際、かよわい乙女になろっかなって…☆」


ガシッ………!


雅弥は、私の肩をつかんで、諭すように言った。


「どうして……?」


「あのっ…言われたのよ…!好きだった人に…かわいい女がいいって…かよわくなくちゃ!やっぱり女は…」


嘘だった。全部、雅弥に好きになってもらうための嘘…


「そいつのために、今までのこと全部無駄にするのか…?」


「それは………」


「だったら、そんな奴やめちまえよ…」


雅弥の目は思っていた以上に真剣で、私の方が圧倒されてしまった。

「雅弥………」










次に雅弥が発した言葉は、私の心を強く揺るがすものと変わった。















「だったら、俺とつき合えよ」







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