その時に限って田舎はダメな匂いがしているもんだ。理由もなく。 でっち上げた夢は良くも悪くも不透明で、曖昧な若者にはやっぱり映るものも灰色で煙草と酒とエゴと午前5時の歓楽街の臭いが耐えられない。 チャンスボールはいつの間にか見逃して気づいたら三回振ってゲームオーヴァ。 電気屋のTV画面で五木ひろしが歌っていた。“誰にでも故郷がある。故郷がある。”故郷は、あの母ちゃんだった。 私はじんわり泣いて仕舞いそうになりました。
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