気付いてしまった。
自分の気持ちに──
あたしは竜くんがすき。
だけど…竜くんは未希チャンの彼氏…────
どうしたらいいの──??
「おッはよォ〜!!」
次の日バイトに行くと未希が元気よく挨拶してきた。
「…おはよ…未希チャン。」
歌好はみるからに元気がなかった。
「なぁにぃ〜??悩みごとォ〜??お姉さんに相談しなさい!笑」未希がくったくのない笑顔で言うので、歌好は胸が痛かった。
ごめん…未希チャン……
「てか昨日はたのしかったねぇ〜☆あの後、ひさびさ竜と燃えちゃった!!きゃぁ〜vV」
え………
やだ
やだ
やだ…
そんな話しないで…
聞きたくない…!!
「…きゃぁ〜未希チャン、えっちぃ★モエモエやね!」
あたしちゃんとうまく返せてる??
笑顔ってこんな難しかったっけ