夢を見ようか☆密室で…?

なお  2008-02-14投稿
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「ど、どーも…」


私は赤面しながら、俯いた。そのとき、確かに私は胸のときめきを感じていた。

「美沙は、彼氏いんの?」


「いたら、今頃一人でいないよ…」


「そっか……(笑)」


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ゴンドラは、順調に上り詰め、私たちの間にも和やかな空気が流れていた。


だが、それもつかの間の時間だと、あとで気づかされる。


ブー――……


「「え……?」」


異様な不快音の発生と共に、止まったゴンドラ。


「どぅいうこと?!」

ライトも消えて、ゴンドラの中は暗やみに包まれた。


「ちょっ…美沙…!動くな…狭くてぶつかる…」


「友…!ごめっ…」


「「……………」」


二人の間に沈黙が流れる。私も、事態が把握でき、落ち着いた。

「早く治ると良いな…」

「うん…今は待つしかないね…」


窓から見えるきれいすぎる夜景が、やけに悔しかった。


「なぁ…俺、断ち切れっかな……」


「え……?」


「元カノ」


「それは…友しだいだよ…だけど、友ならできると思う…短い間しかまだ話してないけど…できる人だって、思ってる」


「………(笑)不思議だな。美沙に言われたら勇気わいてきたわ。おまえ説得力ありすぎだよ(笑)…………ありがと」


短くはきすてた言葉に、愛しさをおぼえた。


「うっし…!おしまいっ!ウジウジとか止めることにするか……!」


「立ち直り早っ…」

「うっせ(笑)」


好き………なのかな………



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