あれから10年…。 僕は、10年間訪れる事が出来なかった場所に立っている。 鮮やかな桃色と心を癒してくれる香り。 一本の桜の木の下に…。 4月10日、蓮実の命日のこの日に…。 時を刻む事に蓮実の記憶が僕の中から薄れて来てしまっていた…。 蓮実にもう一度だけ逢いたい。 桜の木の下に立った途端に忘れてしまっていた、蓮実の記憶が鮮明に蘇り始めた。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用