2、破壊
車に乗って20分でボールドは発電所に着いた。
「どうやって破壊するかな?」
「このリモート爆弾を発電所の隅々に置いてきてくれ。」
ネオは、どこで入手したのか分からない最新のリモート爆弾を渡した。
「行くぞ!」
中に入るとまだ仕事をしてる奴がいた。
「彼奴らどうする?」
「任せろ。」
ネオはポケットからバタフライナイフを取り出した。
「待てよ!彼奴、殺すのか?」
「どうせ、爆破したら死ぬじゃん。」
そういって、ネオはゆっくりとゆっくりと標的の奴に近づいた。
「うわっ!」
バシュッ
ブシュー
「ふぅ。」
バタッ
「誰かいるぞー!捕まえろー」
「チッ!警察か、ここは俺に任せて早く爆弾を置きに行け!」
「あぁ、分かった。」
ダッダッダッダ
「いたぞー、追えー!」
「クソが!!」
バンッ!バンッ!
「うっ」
「今のうちだ!」
開始して実に1時間半がかかり、ボールドはリモート爆弾を置き終わった。そのころネオは?
「はぁはぁ」
「ネオ!!」
「ボールド、置き終わったか?」
「あぁ、行くぞ。」
「おう!」
ボールドとネオは爆弾を置いて逃げ出した。
「乗り込めー!」
ガチャ、バタン!
ブーーン!
「なんとか間に合ったな。」
ボールドは誇らしげに言っている。
「俺は大丈夫ではねぇな。」
ネオは苦しそうに言う。
次の瞬間、ボールドは目を疑った。
「どうしたんだ?その腹の傷は。」
「撃たれちまったぜ。畜生め。」
「病院行くぞ。」
「そうしてくれ」
「着いたぞ、ヤリテス病院だ。」
「ここはダメだ、警察がよく来る。」
「そうか、でも・・・」
「ガスメト病院に行ってくれ、あそこの院長は知り合いだ。」
「ふぅ、着いたぞ。ずなかったな。」
「とりあえず、ミッションクリアかな。」
ボールドは疲れたのか、家に帰って、昼まで寝てしまった。すると、ちょうど、携帯電話がなっていた。