青空にひとつ まっすぐに伸びた煙突 白い煙がゆっくりと 青く溶けてゆく この町は大きくなる みんなここで立ち止まり暮らして 希望に胸膨らませ この町は変わってゆく 幼い私は空を見上げて 煙の行方を探していた あの白い煙が この町の行方を知ってる気がして 私の行く末を知ってる気がして 母に手を引かれた あの時の私は いつまでも空を見ていた あの色の空をいつからか 私は見なくなった あの煙突の煙は今 どこへ行っただろうか
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