愛してやるよ…?

なお  2008-02-16投稿
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インターホンがなったので、扉を開けてみたら…


「………!!」


一人の女が、俺の胸に飛び込んできた。
しかも、その女は幼なじみの亜衣。ここ最近あってなくて、正直おどろいた。


「どうしたんだよ…亜衣。」


「…………………」


「………とりあえず、中入れ。」


幼なじみだからだろうか、今のところフリーダからだろうか、女を部屋に入れることに抵抗はなかった。


「……飲め」


一応気を利かせて、温かい飲み物を出してやる。亜衣は、小さな手で、それを受け取ると、一口飲み込んだ。


「ありがと…」


「いいけどよ…何があったんだよ…?」


「……………」


黙ってしまったので、俺まで気が参ってしまって。


「……言いたくないか?」


「ううん…ちゃんと言う。」


涙を流しながらも、強い亜衣に、思わずときめいた。

そして、思い出した。そう、俺、亜衣のこと好きだったんだっけ……

ずっと最近あっていなかったから、そんな気持ち忘れてたよ…おまえのこと好きだって言う思いを。



ふと、亜衣と視線があった。

涙を流しすぎて、腫れた目が、悲しさを物語っていた。


「見ないで…すごいブサイクでしょ?」


「あぁ…別人みてー…」


「うるさいっ」


そんなやりとりが、昔の俺の感情を呼び起こしていった。






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