2話 ルーキュリー 「ヘー、そうなんですか…うちの祖父母に…。」 埃だらけの椅子にお隣りさんを座らせたバドはコクコクと頷いて見せた。 どうやら彼女はバドの祖父母にお世話になったらしい。 バドは突然思い出したように言った。 「遅くなりました、バドエル・ルーキュリーと言います、バドと呼んでください。」 バドの伸ばした手を握り、彼女も口を開いた。 「ファレイ・アシュアランスと申します、よろしくお願いします …バ…ド…さん?」
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