☆ダチカレ★〜10〜

さゅ★゛  2006-04-21投稿
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ドクン

ドクン

ドクン


そんなことあなたが聞かないでよ───…


「……言えない??」

歌好が終始無言なので、竜が問いかけた。


「あた…し」

「うん…」
竜は静かに黙って聞いてくれている。

「…───っ…ひっく…」
歌好は泣いていた。つらくてつらくてたまらなかった。


「───!!歌好チャン…!?」
竜はびっくりしたようだった。

泣かれても困るよね…
ごめんね竜くん


けれど涙は後から後から出てくる。


ふわっ…


その時、歌好は何か暖かいものに包まれた。


「……───!?」


歌好は竜の腕の中にいた。

「竜くん…??」


「泣くなよ…俺がつらくなる……」

ぎゅ…っ


歌好も竜の背中に手を回した。

その時──


「なにやってんの!?」

未希だった。

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