Bitter 5

ゆみ  2008-02-18投稿
閲覧数[112] 良い投票[0] 悪い投票[0]

あれから特に進展もなく、相変わらずの関係が続いている。
気が付けば夏になっていた。

『ねー!来月横浜行こうよ!!行くでしょ!?』
最近暗いあたしをみかねて、友達が誘ってきた。
『あーイベント?‥行くかッ』

どうやら彼らも行くらしく、チケットの余りをもらったらしい。

『あっちでみんなで会おうよ!!』

真夏の野外イベント。ストレス発散にはもってこい。
あたしと友達と、彼と彼の友達と。
帰りはみんなで帰ろうと約束し、当日を楽しみに待った。
なに着て行くとか、なに持っていくとか、みんなコドモみたいにはしゃいでいた。


当日。
現地で彼等と落ち合うコトになっていたけど‥すごい人で、見付けられるかどうか‥
『あッ!アレじゃない!?』
友達が叫んだ。
『こっちこっち〜』

彼と彼の友達は、おそろで浴衣着てて、何万人といる人混みの中でも目立っていた。
『ちょっとカッコイイんじゃないのー!?』
なんてふざけつつ、
すれ違う人たちもみんなカッコイイと振り返ってたり、雑誌のカメラマンに撮影されてたりしてて、一緒にいることがちょっぴり自慢だった。
青春だよね。

その後帰りに会うことを約束して、それぞれに別れてイベントを楽しんだ。
涙が出るほど感動した、最高のイベントだった



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ゆみ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ