Bitter 6

ゆみ  2008-02-18投稿
閲覧数[121] 良い投票[0] 悪い投票[0]

『俺ん家来れば?』
みんなが帰ってふたりきりになったとき、突然言われた。
『え?』
『別によくない?家来なよ』

夜中だったし、実家だし、断る理由はいくらでもあったけど、迷わずうなずいていた。

初めて入る部屋は、彼らしい趣味で、緊張したけど落ち着く部屋だった。

一日中外ではしゃいで疲れていたから、
すぐ寝ることにした。

そっと隣に寝ると、腕枕をしてくれた。

『お前隣にいても違和感ないね』


朝あまりの暑さに目が覚めると、彼は隣でスースー寝てた。コドモみたいな寝顔で。
とても、愛しい気持ちになったんだよ。

しばらくしたら、彼が目を覚ました。なんとなくじっとふたりで見つめ合って、彼があたしにそっとキスをした。
驚かなかった。
涙がでそうだった。

あたしホントにこの人が好きだ。どうしよう‥



『夏休み、花火行こう?』あたしから、誘ってみた。『俺、あんまそういうのみないんだけど、いいよ』

付き合ってないけど、こういうのってデートだよね。

なんとも言えない複雑な、けれど幸せな気持ちでその日は別れた。


あたしたち、これからどうなるの?
友達のままで‥
けどもうこんなに好きになっちゃったよ…



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ゆみ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
たった1980円で★
簡単に小顔GET!!


▲ページトップ