ディフェンド ”願いは夢玉へ” 47

 2006-04-22投稿
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 「さぁ、遊びは終わりかな?」
 見ると翔も舞も藻も儘も皆、血を流して倒れていた。
 「皆・・・っ」
 「御前らっ!!」
 「さぁ、龍華君をこっちに渡してくれ」
 聯が言う。
 「龍華さんを処刑になんかさせない!」
 怜が言う。
 「おやおや、これは困った・・・」
 「啓吾、怜。俺になんかかまうな、早く逃げ・・・―――」
 「馬鹿だなぁ・・・、そんじゃぁ、俺らがココまで来た意味がねぇ」
 啓吾が言う。
 「私たちは、龍華さんを助けに来たんだよ」
 「・・・御前ら・・・っ」
 龍華は下を向く。
 「御前らを倒して、龍華を助けるぜっ!」
 「フッ・・・」 
 啓吾と怜は前に出る。
 「まったく、無駄なことを・・・」
 啓吾と怜は体を構えた。そして、2人は聯の方に走って行く。
 「待てっ!」
 聯が大声で言う。啓吾と怜は、立ち止まる。
 「この夢玉で、この国が支配されてもいいのかい?」
 「なっ・・・」
 聯は、2つの夢玉を手に取る。
 「君達がそこを動いたら、夢玉を使うよ」
 「なんだと・・・っ」
 「でも、さすがにもぅ時間が無いね・・・」
 「何っ・・・」
 「叶えるとしよう・・・ディーカの野望を」
 と、聯が言うと後ろにいたディーカ全員が声をあげる。
 「なっ・・・、やめろっ!!!」
 啓吾と怜は走って夢玉を奪おうとするが、間に合わない・・・
 「この国を我々ディーカのものに!!!」

 願いは夢玉へ・・・

 俺達は、間に合わなかった・・・―――。










 
 

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