私は依存症な女…
そりゃ、男にも逃げられる…
いっそのことIDナンバーをつけて欲しい。
それにすがって生きるから…
でも自分を確認して何になる?
「生きることに正解はない」
よく耳にする言葉。
一見、美しく響く言葉だが、
私は答えを欲しがる為にまた苦しむ…
男に「共産圏に住むか?」と言われ、
「それはイヤよ!絶対にイヤ!!」と泣きじゃくる私…
「なら、我慢しろよ!前向くしかねぇだろう!」
誰にも相手にされず、
時間だけが無駄に過ぎてゆく。
依存症、それはもう病気。
病気は治療すれば治る。
治療方はただ一つ。
あなたに抱きしめられること。
「だからぁ、納得できねぇんだよ。この世は!納得できた人なんて知らねぇーよ!!
納得できた時が寿命じゃねぇのか?」
「あなたがそう言うなら、早く寿命に出会いたい…」
私は男を見つめる。
「おまえ、大丈夫か!?」
男が言うなり、私は
「大丈夫って、もっと言って!お願い、私を抱きしめながら、何度も言って!」
と、すがりつく。
「おめぇ、生きる気満々じゃねぇか…付き合ってらんねぇ…」
男は吸ってたタバコを消して立ち上がる。
「逃げないで!見捨てないで!ねぇってばぁ…」
泣きじゃくる私…